よめこな日常

闘病・日常・趣味等々

終戦の日

こんにちは、よめこです。

本日は76回目の終戦の日
我が家でも黙とうを捧げ、戦地に赴いた方々、そして空襲などの被害者の冥福をと、これから先の未来の平和を祈りました。

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私には戦争を体験している父方、母方の祖母がいましたが現在は全員他界しています。
そして両祖父母から、実は戦争の話をあまり聞いたことが無いのです。

まず母方の祖父母は福島県出身で福島県在住。
祖父は戦地に出向き、敵襲の弾を受けそれがちょうど心臓の隣で留まり一命を取り留めました。

その代わり、左手は言い方は少し不謹慎ですが…ちょうど「いいね」のジェスチャーをしたようなグーの状態から動かせなくなっていました。
それでもスクーターを平気で乗り回す元気なおじいちゃんではあったのですが。


子供のころに「なんでおじいちゃんの手はそうなの?」って聞いたら、上記の話はしてくれましたが、それ以降は戦争の話は絶対してくれませんでした。

おばあちゃんにも戦争の事を聞きましたが…

「女子供はとにかく自分の身を守って愛する人の帰りを待つ事に精いっぱいで、あんまり覚えてないなぁ…」と笑っていました。

 

後で母に聞いた話、可愛い孫たちにあんな悲惨な時代の話は聞かせたくないというのが、母方の祖父母の本音だったようです。

 

また、父方の祖父母は東京生まれで東京育ち。
東京大空襲を経験していますが、祖母は子供を連れて疎開中。祖父は戦地に赴いていたために空襲自体の難は逃れたそうです。

その後祖父は無事に帰還につき、また祖母と東京でくらしていましたが、祖父は私が生まれたばかりの頃、そして祖母は私がまだ小学生になったばかりの頃に他界しました。

 

終戦後に生まれた私の父も、戦時中の詳しい話は祖母も祖父もあまりしたがらないようで詳しくは聞いていないと言っていました。

 

もちろん、戦争の体験は忘れてはいけないしその体験や教訓は引き継がれていくべきものかもしれません。
ですが、私の祖父母たちの場合のように、思い出したくなかったり、その体験を自分の血を引く子孫にまで思わせたくない…という場合もあるのでしょうね。

 

どちらが良いのか悪いのかなんて話じゃありません。


私はその後は、自分で漫画等で戦争の知識を得たりする程度でそこまで戦争について深く思考を入れ込む事はありません。きっと知識も浅い方だと思います。

ただ、実際自分が昔触れ合ってた人の中に戦争体験をした人がいた事。
そしてこれから触れ合う(出会う)人の中に戦争体験をした人がいるかもしれない事。

 

まだまだ日本にはその当時の記憶、傷跡、想い、色んなものが沢山残っているんだという事は心に留めて、毎年のこの8月15日の祈りは続けていこうと思っています。

 

 

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