よめこな日常

闘病・日常・趣味等々

「普通」という認識の距離感

こんにちは、よめこです。

 

コロナが今よりまだまだ認知途中だった頃。
医者の言う「軽症」と一般人が言う「軽症」の認識違い
みたいな説明とかイラストが結構出回ってましたよね。

 

ふとそれを思い出し。
昨日の心療内科で先生と話してて思った事があったので、そのお話を。

 

 

前に記事でも書いてはいるのですが、今は心療内科では服薬治療をしてて。
朝:ソラナックス
夜:メイラックス
以上の2点の薬を飲んでいます。

で、減薬の話をした時に。
まずは止めるなら朝飲んでるソラナックスからって話になっているのですが。

「長く飲める薬だし、これ飲んで普通に仕事してる人もいるから慌てる事はない」

っていうお話が出ました。

ここで、よめこさんがモヤった点が2つ。

 

これ飲んで仕事してる人もいる

まぁ、私の場合は今は仕事をしないを選択しているので別にいいんですが。
薬を飲んでまで仕事に行かなければならない人、そして仕事復帰を目指してやむを得なく薬を飲んでる人…そういう方々もいっぱいいると思います。

多分私が、そのどちらでもないから言ったのかもですが。
なんとなく、誰だって薬飲まないで仕事するのが一番なんだから、あんまりそういう事は言わないほうがいいのでは?と思った次第。

悪い先生ではないんですけどね。たまに言動がさらっと軽いw

 

■普通に

これが冒頭でも書いた認識違いの話です。

心療内科だけでなくとも、色んな科でこの「普通」を言われる事って闘病されてる方では多いんじゃないでしょうか。

薬を飲めば、寛解すれば、「普通」の人と同じ生活が出来る様になる…とかね。

 

実際治療の当事者からすると…
この「普通」に、先生と私たちで認識の違いが凄くある気がしています。

 

例えばこれはちょっと極端な一例(+私の生活を軸にした例)ですが。

 

先生「普通に仕事は行けているんでしょ?」

ここで先生の考える普通とは…
朝起きて、朝食をとり、着替えや化粧をして、電車に乗り会社に向かう。
午前中の仕事をし、昼食を取り、午後の仕事をして帰宅。
家事やリラックスタイムを経て就寝。

多分こんな感じで日常生活を一通りこなせていれば「普通」になってるんだろうなと感じます。

 

でも実際私たちの場合は…
※これは過去に調子が悪い期間があった時の私の例

(体の倦怠感や違和感を感じながら)起きて、(食欲が無くても薬飲まないとだから無理矢理)朝食をとり、着替えや化粧を(体が重いと思いながらも)して、電車に乗り会社に向かう。(この時点でもう疲れる)
午前中(倦怠感や頭痛と闘いながら)仕事をし、昼食を取り(その後はグッタリ机で仮眠)、午後の仕事を(倦怠感マックスで)して(フラフラになって)帰宅。
家事やリラックスタイムを経て(なんて余裕もなく、薬飲む為に適当に食べてグッタリして、なんとかシャワーだけ浴びて解熱剤等飲んで)就寝。

 

この赤字がすべてない状態の「普通」を目指したいんですが。
その辺がどうも先生にちゃんと伝わらないな…と思う事がこれまでも多々ありました。
この赤字部分を説明しても、データ上は特に治療に値するような悪い所はないからとか。

でも私にとっちゃこの生活は普通じゃねぇよ!ってね。

 

もちろんこの辛さは、実際に体験した事ないとわからない症状だとは思いますが。
多分先生たちが言う「普通」が私たちに当てはまってない事が多いと思うなと。

 

多分ソラナックスの話だって。それを飲んでいても発作が出てしまったりとか。
完全に「普通」な状態には、なれていない人もいるかと思いますし。

この状態を健康な人の「普通」と一緒にされたら、私らどんだけ異常状態の魔法かけられて生活してるのさって話。
「超ばんのう薬」下さいよ(ドラ○エ脳)

 

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実際Twitterのフォロワーさんでも、日々痛みや他の症状と闘いながら働いてる方もいますし。それでもデータ上は寛解状態と言われている方もいる。
また原因は不明だけど動けるなら「様子見」となってる方もいる(私もわりとこれ)

もちろん「医者なら100%全部わかれよ!」なんて事は言いませんが。
普通とはなんぞや。特にその人にとっての望む普通とはなんぞや。
その辺に寄り添って一緒に考えてくれる先生が増えたらいいのになぁと思う訳で。

 

なんとなく先生たちが言う「普通」の意味と、私たちが考える「普通」の意味について改めて考えてみました。

 

 

ホント難しいよねぇ体の症状って。

これよく旦那とも話すんですが…
相手の体の症状を実際に体感できる機械とか出来ないかなって。
あの妊婦体験とか陣痛体験みたいな感じで。

そしたら実際に根本解決が出来なかったとしても、それに沿った治療とか緩和方法とか、もっと考えてくれる先生も増えるんじゃないかな。
医療開発者の方々。何卒何卒。

 

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